債務

大阪府ずさん財政運営、次々露見対応追われる橋下氏

2010/02/08 20:12

出資法人への貸付金を一時返済させ一般会計決算を黒字と見せ掛けていたことが、8日に明らかになった大阪府。基金から「借金」の形で繰り入れたり、今後巨額の損失が顕在化する可能性の高い企業会計があったりと、露見するのはずさんな財政運営の実態ばかり。怒り心頭の橋下徹知事は「府庁も府議会も今まででたらめな財政運営をやってきた。粉飾、粉飾の繰り返し」と述べつつ、対応に追われている。新たに判明した、長期貸付資金を3月31日に一度返済させ4月1日に再び貸す手法。府財政課によると1998年度ごろから5法人で始め、歳入が多くあるように見せていた。この手法を使わないと財政再生団体に転落すると試算されている。基金の借り入れも98年度ごろにスタート。当時、府の法人2税収入はピークの89年度の約8千億円から約半分に減少しており、苦肉の策として、文化振興や福祉など特定の目的のために積み立てた7基金から約6600億円を借り入れてしのいだ。その結果、基金の残高は名目では計8千億円以上あるが、実際には一般会計で既に使ってしまったため計約2千億円しかない。

【共同通信】